腹、足、顔、二の腕…人類の飽くなき「痩せ」の探求はついにここまで来た! ある意味、生物としての極限を追求するダイエット法。それを紹介するのが本書「遺伝子型ダイエット」だ。
これまでのダイエット理論は「よけいな脂肪をそぎおとす」という一点にのみ注力してきた。しかし、この手法では脂肪をすべて除去した段階で体重をそれ以上減らすことができなくなる。著者はこの問題点に着目し、新たなブレイクスルーを提案する。それが「遺伝子を減らす」ことで体重を減らす遺伝子型ダイエットだ。
人間はおよそ60兆の細胞から成っており、その多くは遺伝子-DNAを含有している。ひとつひとつの細胞が含むDNAはわずかな量だが、×60兆と考えれば「チリもつもれば山となる」というわけだ。DNAというミクロの視点を一個体の人間というマクロの視点に適用し、ダイエットの限界を突破した著者の発想。これはまさにコペルニクス的転回と言えるだろう。
著者の佐藤芹香氏は自ら遺伝子型ダイエットを実践。日々の鍛錬により、遺伝子量をヒトレベルからショウジョウバエレベルまで減らすことに成功した。日誌形式でつづられている本書では、彼女がヒトからショウジョウバエへと徐々に変容していく過程が克明に描かれている。原稿上梓後、佐藤氏が行方不明になっている点が惜しまれる。
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