新たな原作レイプ~の発生なのか
絶賛放映中の人気アニメ「進撃の巨人」5・6話で、一部地域において検閲がなされたうえで放映されたことが問題になっているが、実はその前の3・4話でも、全国で重要なシーンの検閲・放映自粛がおこなわれていたことがわかった。ファンのあいだでさらに論議を呼びそうだ。
問題になっているのは、3・4話で重要な役割を演じる女性キャラであるサシャ・ブラウスの放屁シーンがカットされたこと。放映各局によると「食事をしている人もいるので放屁シーンは好ましくない」と自粛したという。
しかし、サシャの放屁は同作品の今後における重要な伏線となっていたため、検閲の事実を知ったファンらがネットで激怒。炎上の騒ぎとなっている。
実は、サシャはふかし芋を食べて放屁することによって巨人化する「芋型巨人」であり、原作の6巻以降では主人公のエレンと対決するなど、重要な役回りを演じることになっている。放屁描写がなければ視聴者には意味が通じないおそれがある。
また、サシャが放屁の際に間違って身を出してしまうと巨人化できないというのも、今後の人類勝利の鍵を握る重大な伏線となっていた。これを無視したことはストーリーの完全破綻にもつながりかねない。原作に忠実な再現をアニメに求めるということ以上に、創作のありかたと安易な自粛について深く考えさせられる事例となりそうだ。