首相に期待を寄せられている民主的団体について書かれた本
安倍首相は7日の参院予算委員会で、伝統ある国や国の歴史をインターネットで中傷したり、排斥するデモを行ったりする動きがあることについて、「極めて残念」と非難し控えるよう呼びかけた。日本で首相がヘイトスピーチについて否定的に言及するのはきわめてめずらしく、安倍首相の進歩性が表れた行動と言えそうだ。
首相は同委員会で「二千年以上歴史のある国、神の国というのがこの世界にはある。こうした国を貶めるような行為は断じて許されない。それが私たちの誇りではないか」と強調した。
排斥運動については、「八紘一宇の精神に基づき、植民地として投資した恩を忘れたヘイトスピーチは聞くに耐えない。エスカレーションを止めるコメントをしたい」と沈静化に努める考えを表明した。
また、首相は「ヘイトスピーチには民衆の力で対抗していくしかない」として、外国人学校や新大久保などへの自然発生的デモに期待を寄せる姿勢を示していた。