開店を目前に控えた「ヨドバシカメラマルチメディアAkiba」前で、数百人のメイドさんたちが抗議のシュプレヒコール…。15日午後、秋葉原駅前は異様な雰囲気に包まれた。ヨドバシカメラ社長がメイドカフェを否定する発言をしたとして、撤回を求めるメイドさんたちがデモンストレーションを繰り広げたのだ。
発端は13日、ヨドバシカメラが新店舗をプレス向けに公開したこと。この席上での同社社長・藤沢昭和氏の発言に尾ひれがついてネット上を飛び交い、「ヨドバシにメイドは一歩も立ち入らせない」との暴言を吐いたという噂が広まったのだ。
藤沢発言に危機感を抱いた秋葉原全メイド労働者組合(全メ労)はさっそく組合員に招集をかけ、今回のデモを敢行した。「わたしたちがヨドバシに入れないとなれば由々しき事態」と全メ労委員長・藤沢志緒理氏は語る。「ご主人さまが“ちょっとポイントカードでカテ5のケーブル買ってきてくれ”とおっしゃられても、おつとめを果たせなくなっちゃう」
一部の過激な組合員はヨドバシ店舗内で流すテーマソングも問題視している。
♪良いパパ、良いママ、良い家族、みんなが集まる秋葉原…という新しい歌詞。良い家族に良いメイドが欠かせないのは常識なのに、意図的に描写が省かれている。これはメイドを排斥しようとするヨドバシ帝国主義史観のあらわれだ。断じて許すことはできない
全メ労に同調する一部ニート(全メ労革ニ派)は明日の開店に合わせてさらなる抗議行動に出るもよう。未明から店舗前に行列をなし、開店と同時に突入、セール商品をすべて買い占めて営業不能に陥れようという目論見だ。かねてから地元家電店との軋轢が取り沙汰されていた今回の出店だが、とんだ“文化的な衝突”も引き起こすことになってしまったようだ。
【ヨドバシカメラ社長室からのコメント】アキバ文化の粋である“メイド”を否定したように受け取られているのは心外。社長も家に帰れば一メイド愛好家。「つくばちゃん」をみれば弊社の萌え対応度もわかってもらえるはず。今後の推移を見守りつつ、メイド諸妹とは友好的な関係を保っていきたい。
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