16日に開幕初日を迎えた「東京ゲームショウ」基調講演席上で、来日中の米マイクロソフト社員が骨折するハプニングが起きた。警視庁は業務上過失傷害の疑いもあると見て関係者から事情を聞いている。
骨折したのはXbox関連事業チーフオフィサーのロビー・バック氏。年末に発売を予定している新製品「Xbox360」のプレゼンテーション中だった。目撃者の話によるとバック氏は
任天堂の次世代ゲーム機は片手で操作できるのがウリと聞く。Xbox360はもっと凄い。片手で本体を持ち上げられる
と叫び、Xbox360を右手で持ち上げようとしたという。「その瞬間“ボキッ”という音とともに手首がありえない方向に曲がった」と、聴衆のひとりは首をすくめながら語った。
警視庁の担当者は「証拠品として押収したXbox360は捜査員二人がかりでやっと持ち上げられる重さだった。対任天堂戦略で焦ったマイクロソフト社が、バック氏にパフォーマンスを強要させた疑いもある」と話す。
東京ゲームショウでは同日、「PS3は片手で叩き壊せる」と絶叫しながらソニー・コンピュータ・エンタテインメント社員が展示中のPS3モックアップを次々と壊して回るという事件も起きている。