長野県警の電子メール防犯情報サービスで「和田アキ子風の不審者が出没している」との文面を配信したところ、「尻子玉を抜かれる」などと恐れた地元の人々がパニックを起こして逃げまどい、死傷者の出る騒ぎが同県箕輪町で起きた。県警では陳謝するとともに再発防止策を検討している。
問題になっているのは今月3日に配信されたメール。町内でワンピースを着た女装の露出魔が出没していることに注意を喚起するもので、容疑者の風貌を「和田アキ子風」と表現した文面になっていた。これを受け取った町民が「実際に和田アキ子が襲来した」と誤解。
「尻子玉を抜かれる」
「男は犯され、女はワカメ酒の盃にしたあと皆殺しにされるらしい」
とパニックを起こし、町外に脱出するための路線バスに殺到するなどの騒ぎが起きたという。この際3人が圧死、150人がけがをしたほか、親に置き去りにされた子ども多数が行方不明のままになっている。
パニックが発生した時点で収拾に努めるべき立場にあった県警箕輪署の署長も、
「届いた情報をみて、おそろしさのあまり失禁してなにもできなかった。申し訳ない」
と平謝りするばかり。はからずも一般の人々にとって和田アキ子がどれほどの脅威かを見せつけるできごととなった。
長野県警では、今回の事件について
「再発防止のためには和田アキ子自身の息の根を止めるしかない」
と見ており、具体的な処分方法を検討中。現在のところラジオで賛美歌13番を流したり、範馬勇次郎へのコンタクトを取ろうと腐心したりしているが、なぜか反応がないとのことだ。