出版大手の講談社は17日、月刊誌「コミックボンボン」を11月発売号限りで休刊することを正式に明らかにした。競合となる内閣総理大臣にお株を奪われ、人気が低迷していたことが最大の原因とみられる。
コミックボンボンは1981年の創刊以来、「親の会社をそのまま引き継ぐには」など最新のボンボン情報を子どもたちに提供し続け人気を博してきた。しかし昨年、まれに見る大型ボンボンである安倍晋三氏が内閣総理大臣に就任したことでボンボン市場での競争が激化。主要な読者層である小学生のあいだでも
「ロクに社会人経験も積まず世襲で総理大臣になって、美しい国ごっこできるなんてまさにヒーロー」
と安倍総理に支持が集まったため、このところ急激に部数が低迷。編集部では「国民的人気を誇るボンボンには勝ち目はない」と、休刊による市場からの早期撤退を決めた。
講談社広報部は、
「休刊の決定はまことに残念だが、参院選自民圧勝後のトレンドを先取りするかたちで新雑誌を立ち上げたい。現在の候補としては、
- コミックどくさい
- コミックけいさつこっか
などを検討中だ。早期に決定して、次世代の子どもたちに夢を与えられるコミック誌を生み出せるよう目指す」
とのコメントを発表している。