警視庁丸ノ内署は5日、利息制限法違反で都内の企業に勤める女性会社員ら3人を逮捕した。300%という闇金顔負けの不当に高い利率で、同僚に返済を迫った疑い。
調べによると、この女性会社員(35)は仲間2人と共謀。同僚の男性(23)に、先月14日に渡したチョコレートのお礼返済を要求した。この際、
「お礼は3倍返しと決まっている。払えないというならカラダで払ってもらう」
と迫ったという。男性が交際中の女性(23)に相談のうえ、同署に届け出たことから発覚した。
逮捕された容疑者は犯行を大筋で認めており、
「賞味期限切れが怖く、あせっていた。返済を口実に既成事実をつくり、あわよくば入籍にこぎつけたかった」
などと話している。
警視庁の調べでは、こうした月300%の利率は2~3月にかけて水面下で広く横行しているもよう。貸金業の免許ももたない負け犬OLが暴利をむさぼっているという報告もある。闇金に詳しい宇都宮健児弁護士によれば、「不当な利息による過払いぶんは取り戻せる。まずは相談して」とのことだ。