原因は若者の人間力の低下? それとも…。8日「成人の日」を迎え、全国各地で開かれた成人式。ここ数年の傾向にもれず、今年も
「荒れる若者」
が問題となっている。主催する地方自治体の中には、今後の成人式のありかたを含め再検討する動きも見られはじめた。
栃木県U市で成人式に参加した上田義昌さん(20)も、荒れる成人にあぜんとさせられたひとり。
「同級生だったK子にはビックリしたよ。午前中の式に振袖で来たときは肌が白くてキレイだなあ…と思ってたんだけど、クラスの飲み会に出て間近で見たらまるで別人! 顔は吹き出物だらけで…」
と衝撃の体験を語る。
群馬県の芳田亮一さん(仮名)はもっと荒れた成人に遭遇した。高校時代に付き合っていたN美さんだ。二人は式で再会して焼けぼっくいに火がつきラブホテルでご休憩したが、一戦終えて傍らで眠る彼女の顔を見たところ眉がなかったという。「肌触りはザラザラ。シャワーの水もはじいてなかった。高校時代とはまるで別人だ。たった二年でこんなに荒れてしまうとは…」と芳田さん。
これらの成人たちは、荒れていることを注意されても
「正月に飲みとか徹夜が続いたから」
「女はいろいろ大変なのよ」
「大きなお世話。誰にも迷惑かけてない」
などと言いわけするばかり。まったく反省する様子を見せていない。
対応に苦慮する自治体担当者の中には「やはりハタチ過ぎたらもうババア。来年以降は女性の参加を処女に限定したい」と処女崇拝を強める声もある。新成人にどのように基礎化粧を徹底させるか。国を挙げての議論が望まれそうだ。