非合法な臓器移植問題が注目を集めているさなか、徳島県内で行われた臓器摘出について、ドナー側が
「摘出後、内臓が何に使われるのかまったく告知を受けていなかった」
と抗議の声をあげていることが5日までにわかった。厚生労働省では悪質な違法行為が行われた可能性もあるとみて、調査をすすめている。
臓器を摘出されたのは徳島県鳴門市に住んでいた黒毛和牛のハナ子さん(5歳)。調べによるとハナ子さんは先月20日ごろ内臓の摘出手術を受けたが、摘出された臓器は
「研究に使いたい」
として担当者が持ち去った。しかしその後の追跡調査で、この内臓が香川県高松市内の焼肉店「牛角」でモツとして使われていたことが判明した。
ハナ子さんの息子のアオくん(1歳)は、
「母の体を切り裂いたうえ、不正行為を働いていたとは許し難い」
と鼻息も荒く語る。「牛角」の広報担当は、
「11月7日から
“秋の特撰メニュー”
として期間限定の味わいを提供する。牛角の秋といえば
“月見カルビ”(¥490)
がおすすめ。卵黄につけて召し上がって欲しい」
と釈明する。
厚労省は、
「愛国者ならプリオンたっぷりの米産牛肉を食べるべき。政治家や高級官僚をさしおいて、おいしい黒毛和牛を食すとは許し難い反日行為だ」
として担当者を現地に急派。炭で焼いた大判カルビに舌鼓を打っている。