警視庁は4日、拉致事件に関与したとして未成年者略取・監禁の疑いで新たに工作員の男の逮捕状を取った。同庁はこの男を全国に指名手配するとともに、関係の深い国営放送に身柄の引き渡しを求めている。
この工作員は、手先が器用でどんなものでも作ってしまうワクワク容疑者(45)。調べによると同容疑者は、1990年ごろから日本国内での工作活動に従事。段ボールやペットボトルで思いもよらぬものをつくるかたわら、気持ちのやさしいクマの男の子であるゴロリくん(5さい、声:中村秀利)に、
「おもしろいことをしてあそぼうよ」
などと言葉巧みに近づき拉致した疑いがもたれている。
容疑者の特定につながったのは、元工作員のひとりだったゴン太氏の証言。同氏は、
「フゴフゴゴ。フゴフゴゴ」
と語っており、ワクワク容疑者のメガネの奥に潜んだ残忍さを指摘する。ゴロリくん奪還のためにも、早急な容疑者逮捕が望まれそうだ。