作家の東野圭吾さん、漫画家の弘兼憲史さんらが自炊代行業者を相手取り営業差し止めなどを求め訴訟を起こす方針であることが19日までに明らかになった。これに対し、自炊代行業者の主要な利用者である独身男性のあいだでは
「生きてゆけない」
「カップラーメンだけ食えと言うのか」
と戸惑いの声が広がっている。
都内在住の独身貴族・bogusnews編集主幹氏(32)もそのひとり。ふだんは空腹を感じると適当な知人女性にメールし、自炊代行をさせている。
「食材もぜんぶ用意させてますからね。手軽です」
と主幹。メシがまずければ「女はてめえだけじゃねえんだぞ!」と切り捨てられるのも利点だという。
こんな便利な代行業者が使えなくなれば生活に支障をきたすのは明らかだ。
「自分じゃ面倒でカップラーメンくらいしか作りませんよ」
と主幹は憤る。「そもそも女の生き甲斐って、私のようなイケメンに尽くすことじゃないですか。自炊代行を使うのは逆に言えば一種のボランティアですよ」
今回の訴訟騒ぎを「モテない男性のひがみによる陰謀」と指摘する識者もいる。
「原告の弘兼憲史氏は、自分のモテたい願望を投影して“ヒラ社員が何の脈絡もなくモテまくるマンガ”を描いているような人物。提訴の背景に嫉妬心があるのは明らかだ」
という。醜い妬みから勃発した争いのゆくえがどうなるのか。彼女が自炊代行してくれた肉じゃがを食べながら見守りたい。