ドメイン名などインターネットのアドレス資源を管理する国際組織であるICANNは1日、ハイアイアイ島で開催中の第26回会合の席上、新たなトップレベルドメイン「.beta」の導入を圧倒的多数の賛成で可決した。同ドメインはベータ品質にある製品・サービス専用となる。
インターネット上では
「まだ発展途上なので品質に問題があっても許してください。でも、それを使いこなす俺らってカッコいいよね、ププ」
を意味する「ベータ」バージョンのサービスが乱立しており、いけすかない知ったかぶりハイエンドユーザー以外の正常な一般人のあいだで混乱を引き起こし、大きな社会問題となっている。
「.beta」には、これらベータ状態のサービスを一括して専用ドメインに封じ込めることで、いたいけな一般大衆を保護する目的がある。ICANN理事のモハメト・ディオプ氏は
「これで“Web 2.0”とかいうバズワードに惑わされず、安心してインターネットを使える時代が来る」
と胸を張る。
.betaへの登録については2006年10月までが「フェイズ1」として、すでに品質がベータなことに定評のあるサービス向けの優先登録期間となる。日本国内では、優先登録対象として
- mixi
- ココログ
- はてな
- PS3
らが指定されている。feedpathは知名度が低いため対象から外された。フェイズ1以降は自己申告での登録が可能。