TOTO(本社:福岡県)は2日、無料のWebサイト「TOTOラボ」を公開した。事業化には至らないがインターネットコミュニティに役立つ可能性のあるリソースを提供する、技術的ショーケースという位置づけ。
インターネットではGoogleをはじめ、goo、はてな、さらには@niftyなど有象無象の企業が「ラボサイト」を乱立。似たようなサービスをWeb 2.0っぽく展開してカッコつけるのが流行りとなっていた。TOTOラボの公開はこういった動向を受けたもの。
正式名称は「TOTOラバトリー(TOTO lavatory)」。そのものズバリ、「トイレ」機能をネット上で提供するもの。TOTO広報部は
「玉石混淆でまさに“便所”状態となったインターネットをキレイにしたい」
と意気込みを語る。
同サイトにアクセスすると、XHTML+CSSで美しくコーディングされた便器がブラウザ上に登場。便座上のフォームから
「こんなクソサイトはインターネットに要らない」
と思うサイトのアドレスを打ち込みレバーを引くと、自動取得したサイトのキャプチャ画像が大水流で回転しながら流れていく。もちろんアニメーションはAJAXにより実現されている。
水に流されたサイトは回数に応じてランキングが行われるほか、利用者がつける「タグ」により自動分類。各ジャンルで「どのようなサイトがクソサイトだと思われているか」がすぐわかるしくみになっている。Web 2.0らしい機能にあふれたlavatoryだといえるだろう。TOTOでは
「さらにリアリティを追求し、
- “ウォッシュレット”機能
- “音姫”機能
などを充実させていきたい」
としている。