国内自殺者数が8年連続で3万人突破を達成しそうな情勢をうけ、自殺者の多さを国の誉れとしていっそう促進するための「自殺促進基本法」案が与野党間で合意。今会期中に超党派の議員連盟により国会に提出され、成立する見込みとなった。
日本の年間自殺者数は安定して3万人台をキープし、世界でも異例の多さを誇っている。自殺促進法は、小泉首相の
「自殺が多い、自殺が多い、と悪いほうにばかり考えるのはよくない。なんでも一番はいいこと」
との発案から、ポジティブに「自殺世界一」を目指すためにまとめられた。
同法は
- 自殺したくなる環境の整備
- 自殺しやすい環境の整備
の二本立てでさまざまな施策を推進する。各企業にサービス残業の強化を求めるほか、コンビニエンスストア各社に協力を求め「リストカットに便利なカッターナイフ」を無料で配布する。
また“サムライならブルーな気分になるはずだ”と訴えかける「サムライブルー」をテーマに、大々的な自殺促進キャンペーンを展開。全国の商店街に「サムライブルー」の旗を掲げて鬱気分をかもしだす。公式ホームページも展開する。
合意の知らせを受けて小泉首相は
「自殺は日本の伝統文化。
- ハラキリ
- 特攻
の美徳を現代に復活させたい」
と感慨深げだった。