日本滞在中の中国人がとつぜん誘拐され、不当に閉じ込められるという事件が起きていたことが、18日までにわかった。最近、国内では対中感情の悪化からヘイトクライムの発生が心配されていたが、残念なことに杞憂ですまなかったようだ。
被害に遭ったのは中国人の反物質(56)さん。反さんの弁護士の説明によれば、先日空間をさまよっていたところを突然拉致、特殊な磁場の中に0.2秒にわたって閉じ込められたという。
犯人グループは「理化学研究所」を名乗り、反さんに
「おまえを手に入れれば地球はかいばくだんをつくることもできる。フハハハ…」
と気が狂ったような主張を繰り返すばかり。身の危険を感じた反さんが自力で脱出したため、ことなきを得た。
弁護士は「いよいよ日本でも本格的なヘイトクライムが起きるようになったという例」と警告を発している。いっぽう、容疑のかかっている理研側は「中国人なんか知らない。ウチは乾燥わかめを作っているだけ」と犯行を否認している。