仙谷由人官房長官が18日の参院予算委員会で「自衛隊は暴力装置」と発言した一件が波紋を広げているが、ネット論壇からも批判が巻き起こっている。「暴力装置などとんでもない」という論が勢いを増しており、民主党政権にさらなる逆風が吹きはじめたかっこうだ。
著名アルファブロガー(「ねとらん」から賞金が届かないブロガー)のfinalvent氏も仙石批判の急先鋒のひとり。多くのページビューを集める自身のブログに、
「自衛隊は暴力装置ではなくピタゴラ装置だ」
とする論文を掲載した。
同氏によると「今どき戦車やヒコーキなどという敵を滅ぼすのに手間のかかる手段しか持っていない自衛隊は、暴力装置と呼べない」という。その点で仙石発言は誤りであり、最終目的を得るまでに遠回りをする自衛隊のことは
「ピタゴラ装置」
と呼ぶべきであると主張している。
また、今後の展望として
「“スイッチを押すだけで役割を果たす”きちんとした暴力装置として、日本は核兵器を持つべき」
と語り、多くのネチズンの賛同を得ている。御役御免となった自衛隊は「タコ焼き部隊」への改組を提案しており、今後タコ焼き屋軒数が急激に増える可能性もありそうだ。