「ドアを開け閉めするだけの簡単なお仕事です」─そんなうたい文句にひかれて就職してみたら、休みなく永久に働かせるブラック企業だった…。まさに格差社会の現実を思い知らされるような事実を訴える被害者が現れ、話題を呼んでいる。しかも、その雇い主が有名私大の中央大学と最高学府たる東大関係者だというのだから、社会的責任を問われること必至だ。
15日、都内で記者会見を開き告発に踏み切ったのはマクスウェルの悪魔さん(150)。話によるとニートだったマクスウェルさんは、
「ドアを開け閉めするだけの簡単なお仕事です」
という広告を見て求人に応募、中央大学・東大の研究者らに雇われたという。
しかし、簡単なお仕事というのは名ばかり。
「おまえは永久機関になるのだ」
と、不当な長時間労働を強いられた。東京労働基準監督署によると、永久機関に相当する長時間労働は熱力学法第二条違反の疑いがあるとのこと。
その後、スキを見て逃げ出したマクスウェルさんは労働組合の東京サイエンスデーモンユニオンに駆け込み、支援を受けて今回の告発に踏み切った。同ユニオンのラプラス書記長は「ブルジョア科学者による搾取に怒りを禁じ得ない。徹底的に戦っていく」と語っていた。