馬の遺伝子をもつ国内唯一の落語家として長い治世を誇った三遊亭圓楽師匠(73)が、4月いっぱいで「笑点」司会者の座を禅譲、退位することが明らかになった。いっぽう、ここにきて現実味を帯びてきたのが、笑点「女性司会者」実現のシナリオだ。
圓楽師匠の後継にはすでに桂歌丸(70)が内定している。しかし「もうけがない」ため、毛済的な面から「木久蔵ラーメン」など多くの負債を抱える笑点を安定して舵取りできるかどうか危ぶむ声も多い。また、いつ死ぬかわからない点も大きな不安材料だ。歌丸氏をよく知る同僚の三遊亭楽太郎氏は
ふと隣をみたら死んでいたということが結構あった。生きているように見えるがここ30年生体反応がないという噂も絶えない
と証言する。長期安定政権を期待する関係者にとっては悩みの種だ。
そこで検討されているのが、即位と同時に歌丸を形式だけの「象徴司会者」にまつりあげ、あたらしくおく「摂政」に実効支配させる新体制だ。摂政には、歌丸の正室としてこれまでも陰から権力をふるってきた富士子夫人が就く。前出の楽太郎氏も
彼女ならやれる。これまで歌丸氏から吸い取ってきた生気があれば、あと百年は戦える
と歓迎ムードだ。
なお、象徴司会者となった歌丸氏は焼却加工により骨壺サイズまで圧縮。司会者席座布団の下に収納される予定。