外務省は21日、内外職員の慰安を目的とした団体を民間に呼びかけて設立していく方針を決めた。日ごろの激務によるストレスで性欲をもてあましている職員を発散させるとともに、愛国心を鼓舞するねらい。すでに協力に前向きな業者も現われており、早ければ年内にも立ち上げにこぎつけられる見通しだ。
同省では、先ごろ中国駐在職員が下半身がらみで当局に弱みを握られる事件が起きたほか、18日には16歳少女相手に買春した容疑で職員が逮捕されるなど問題があいついでいる。今回の慰安団体設立は、同様の事件が再発する前に問題を(男根の)根元から絶とうという目的がある。また、同省幹部は
「きもちいいから国を愛しちゃおう」という崇高な動機から愛国心涵養にも役立つ
と期待している。
「美人局(びじんきょく)」の仮称で検討されているこの団体については、政府が直接運営することは避け、民間に委託するかたちをとる。現在、すでに新宿歌舞伎町・埼玉県川口市などで実績のある業者が準備に奔走中。「北朝鮮・中国などで社員を募集し、人件費を安くあげる」(業者談)など行政改革のおりもおり、コストにも気を配っている。
小泉首相は定例記者会見の席上、この件について
あまり興奮しないほうがいい。(ベッドに入るまでは)冷静にやっていくのがいいと思う
とコメントした。