日本でパソコン通信時代から使用されてきた圧縮・アーカイバ「LHA」互換ソフトの生成するファイルにセキュリティ上の問題があることから、使用中止が呼びかけられ物議を醸しているが、同様の問題がこんどは
「マシン語ダンプリスト」
にも存在することが発覚。セキュリティソフトベンダーは「ダンプリストでのプログラム配布はおこなわないように」とネット利用者に促している。
マシン語ダンプリストはパソコン通信が普及する以前にデータのやり取りに用いられていたアーカイバの一種。紙を記録媒体にしつつ16バイトごとにチェックサムを掲載することでエラー対策面で信頼性を高めているのが特徴だった。
しかし、このたび
- 最近のウイルス対策ソフトでは、ダンプリストの中までスキャンしてくれないものが多い
- 打ち込み間違いで暴走するなど新たなウイルスを生む火種になりやすい
- 打ち込んでみたら、せいぜいミンキーモモの絵が表示される程度で人生の貴重な時間を棒に振る
といった問題が発見され、安全性の低さが浮き彫りとなった。
専門家は「ダンプリストはエロ画像の配布にも不便で、百害あって一利なし。はやく捨てるべきだ」と勧告する。ダンプリストに詳しい電波新聞社の編氏は「時代の流れには逆らえない」として、ダンプリスト廃止に協力してゆくかまえだ。