同僚の女性を妊娠させたあげく、勝手に子宮収縮剤を投与し流産させ「不同意堕胎」の罪で逮捕された医師が、逮捕されたあとになって
「まじめに避妊を繰り返している」
ことがわかった。捜査員はセーフセックスへの心がけに感心するいっぽう、「なぜ妊娠させる前に避妊しなかったのか…」といぶかしんでいる。
捜査関係者によると、この医師は逮捕されて以来所轄署で取り調べを受けているが、調書を取るたびに避妊を繰り返しているという。
「“できちゃった犯罪”の容疑者なのでよほどマナーがなってないのではと思っていたが、マメに避妊しているのでびっくりだ」
と関係者。
性教育に詳しい識者によると、最近の若者の8割は「きちんとした避妊をしていない」という嘆かわしい状態。「塀の向こう側にいても避妊に配慮している姿は男性の鑑であり、ぜひ教科書に取り上げて若者啓発に役立てたい」と、早くも小説化を打診する教科書会社もあるという。
とはいえ気になるのは「これだけマメに避妊を繰り返していながら、なぜ事件が起きたのか。もっと前に避妊をしていればよかったのに」という点。これについて前出の識者は「スキンのような避妊法では、必ずしも避妊率が100パーセントではない。比較的避妊率の高い銅付着型IDUなどの避妊法をおすすめしたい」と話している。