20世紀最大のファッション思想家といわれた巨頭・リーバイストラウス氏が亡くなっていたことが、アメリカのメディアによる報道で明らかになった。同氏は「ジーンズ構造主義の祖」と呼ばれ、
「モテない男性のファッションには普遍的構造がある」
と提唱し学会に衝撃を与えたことで知られている。
リーバイス氏はファッション学者のドン・コニシュール博士に師事後、90年代初めに日本の秋葉原にフィールドワークのため滞在。そこでキモオタやブサメンたちの服装を観察しているうちに
- 安ジーンズ
- バンダナ
- 指出し手袋
といった共通の構造があることを発見した。氏はこれをもとに「ジーンズ構造主義」を提唱。「モテない理由の5割は適当にチョイスしたジーンズに由来する」と主張した。
リーバイス氏の理論は、その後の非モテフアッション研究に大きな影響を与え、
- ブルームフィールドの「行動主義的ジーンズ学」
- チョムスキーの「変型ケミカル文法」
へと発展してゆく。これにより、モテない男のファッションを統語的解析によりモテモテに機械翻訳する道が開かれたと言っても過言ではない。
リーバイス氏に薫陶を受け日本のジーンズ構造主義のさきがけとなってきた学者の江戸勝博士は
「突然のことで信じられない。よき師をなくしたという気持ちでいっぱいだ」
と語っている。江戸勝博士の研究所ではリーバイス博士の冥福を祈り、今週末に東京・日暮里駅前で「日暮里繊維街ジーンズまつり」を開催する予定だ。