一昨年、千葉県の自宅で女性英国人講師を殺害した疑いで指名手配されている市橋達也容疑者(30)が、逃走中に各地の病院で整形手術を繰り返していることが、4日までに警察への取材でわかった。受けた手術の中には
「股間の整形手術」
も含まれており、捜査官らは「殺人の動機と関係しているかも」と慎重に捜査を進めている。
市橋容疑者が整形のためにおとずれていたのは東京・鶯谷の上野クリニック。10月初旬ごろにフラリと現れ、
「股間のあまったものを切り取ってほしい」
「ひとつウエノ男になりたい」
と訴え、手術を受けたという。同クリニックでは傷跡が目立たず負担の少ない「埋没法」を採用しており、一ヶ月後から性交渉が可能になる。
捜査員は
「市橋容疑者は子どものころから股間のことでコンプレックスを感じていたようだ。おとなになっても
“かぶってる”
“ちっちゃい”
などとバカにされたことで異常性格者となり、殺人を犯すようになった可能性もある」
と分析する。また、現在配布している指名手配写真とは見た目が大きく変わっている可能性があるため、術後の股間の想像図を追加した新たな手配書を全国に配布する予定だ。
被害女性の父であるウィリアム・ホーケーさんは
「とんでもない話で怒りを隠しきれない。包茎を問題視するのは一部宗教を除けば日本だけ。そんな理由で娘は殺されたのか」
と怒り心頭。新たな犠牲者を出さないために、日本の包茎男性が市民権を獲得できるよう啓蒙活動を始める意向を示している。