高貴な少女の波乱の人生を描いた名作が、ついに実写ドラマに─。TBSは7日都内で、今冬放映予定のドラマ
「小公女セイラ」
の制作発表をおこなった。主役のセイラは名子役として知られる志田未来が務める。会見で志田は
「わたしもセイラのように男の人の頬を張り飛ばすような強い女性になりたい」
と抱負を語っていた。
「小公女セイラ」は1979年に変態小説家トミーノ・ヨシユキが発表した古典作品。とあるスペースコロニー共和国首相の娘に生まれながら、父の死ですべてを失ったうえ迫害され、ショックでコスプレオタクになった兄とも生き別れる─など運命にもてあそばれながらも力強く生きる少女セイラを描く。どんな逆境にも負けず、ときには他人の主役級モビルスーツを盗むなどたくましいセイラの姿が共感を呼び、長く支持されてきた。
とりわけ、セイラが気に入らないチンピラに理由もなく突然ビンタをくらわせ
「それでも男ですか軟弱者!」
と捨てぜりふを吐く名シーンでは、チンピラ役にこれが復帰第一作となる押尾学を配する予定というから見逃せない。
セイラ役の志田未来は、会見で
「いままで先生にいじめられたり、男の身勝手な性欲の犠牲になったりと弱い立場の人間の役が多かった。今回のドラマを通じて、わたしもセイラのように男の人の頬を張り飛ばすような強さを公私ともに身につけたい」
と語り、マゾ嗜好の記者たちから「ぜひわたくしめに平手打ちを」とおねだりの嵐を浴びていた。