海洋研究開発機構は2日、インド洋の深海底で採集した微生物を調査した結果
「激しい炎上下でも生きられる珍しい耐性をもっている」
ことが判明したと明らかにした。同日付けの米科学アカデミー紀要(電子版)に発表したもの。今後、遺伝子構造の解析などか進めば、炎上に苦しむブロガーを救う福音となる可能性もある。
この微生物は熱水が噴出する海底火山付近などに住む「超好熱古細菌」の仲間。これらの古細菌は300度以上の高温でも生きられることで知られているが、今回同機構が研究した種は、特に“炎上”した悪環境下でも活発に活動を繰り返したという。
発表された論文によれば、実験ではシャーレに置いた古細菌を前に研究員が
「死ねばいいのに」
「これはひどい」
「2ちゃんねるからきますた」
「まだやってんのこのblog」
などと非難し続けたが、2週間後になっても普通に生きていたとのこと。「高熱の環境に耐えて生き続けるうちに炎上にも自然に順応できるよう進化したのではないか」と関係者は見る。
機構では古細菌のゲノムを解析し、炎上に強くなる遺伝子を見つけだせば、インターネットブロガーの炎上耐性向上につなげられる─と見込む。マイナーなため炎上したことがないニュースサイト「bogusnews」の編集主幹さんは
「炎上にはアクセス向上の効果もある。耐性遺伝子を私に組み込めば、わざと炎上を起こしてアクセスが増えてウハウハ。有名になって彼女もできる可能性がある」
と期待していた。