コンパクト機ながら手ブレ防止・広角など先進機能をいちはやく取り入れ、人気を博してきたパナソニックのデジカメ「LUMIX」シリーズ。昨年は、どんな日本人も巨根に写る「ウタマロズーム」搭載タイプで一世を風靡した。今回ご紹介する最新機種「FX35」もアッと驚く機能を有している。キャッチコピーはズバリ、
「これまで写らなかったうしろの人までクッキリ撮れる」
だ。デジカメにとって鬼門だった暗い場所でも、自動的に最適な設定で撮影できるスグレモノ。さっそくメーカーから実機をお借りして試用してみた。
手にもってみると、サイズ・重量などは前機種とほぼ同じ。ミドルクラスのLUMIXとしておなじみのコンパクトかつスリムなスタイルも健在だ。大きく異なるのは、やはり新搭載の
「おまかせ奇霊」機能
だろう。従来デジカメでは薄暗い場所に潜む霊体の撮影は困難とされていた。今回、パナソニック開発チームはファームウェアを大幅に刷新。エクトプラズムをしっかりと手ブレなく記録できるようにした。
さっそく試し撮りをおこなった。まずは屋外。被写体は街で見かけた少年と犬。おまかせ設定のままシャッターを切る。液晶で確認してみると、たしかに少年のうしろの人がクッキリ! 長い白髪をした高貴な顔立ちの少年で、さながらかつての武士の子といったところだろうか。霊格の高さをうかがわせる背後霊だった。次は深夜。照明もつけずに寝ている中学生の男の子を撮影してみると…出たぁー! 邪悪なポルターガイストと新聞が写った! この悪条件で霊障も受けず、ここまでくっきり撮影できるとは。見ていると寿命が百日縮みそうな、美しい絵づくりにも大満足。
続けて、人気のスピリチュアルカウンセラー江原啓之さんの守護霊はどうかと、テレビ出演中の同氏の姿を自宅で撮ってみた。しかし、残念ながら試用機にはバグが残っていたようで、江原氏の背後にはペットらしきブタしか写っていなかった。出荷されているものではこの不具合が修正されていることを期待したい。いずれにせよ、これから暖かくなってくるなかで「涼しさを先取りしたい!」という向きにはオススメ間違いなしのコンデジと言えるだろう。