ゲームソフト大手のカプコン(本社:大阪)は27日、同社の人気ゲームシリーズ「モンスターハンター」次回作として
「モンスターハンターポータブルS(サンケイ)」
を製作中であることを明らかにした。同シリーズは今日最新作が発売されたばかりだが、熱狂的なモンハンファンにはうれしい知らせと言えそうだ。
モンハンサンケイは、ファンタジー色の強かったこれまでの作品とは異なり、舞台を現代日本に近いパラレルワールドに移す。ゲームの目的はもちろんモンスターの捕獲だ。プレイヤーは勇敢な産経新聞記者となって、社会に潜むモンスターを次々につるしあげてゆく。「モンスターペアレント」「モンスターペーシェント」「モンスタースペルマ」「モンスターみじんこ」…。見つからないときは「でっちあげ」「マッチポンプ」などの特殊スキルで、新たなモンスターを創造することも可能。モンスターを手に入れたら、2ちゃんねるなどを介したプレイヤー同士のチャットで思いきり叩きまくろう。このときの爽快感こそモンハンサンケイの醍醐味。
いっぽう、ゲーム中でキャラを生活させるには日々の食いぶちを稼がねばならない。有能な記者には、くだらないblogを更新するのにうつつを抜かしているひまはないのだ。お金を稼ぐための「ジョブ」は数多く用意されており、
- 姉妹紙のスポーツ新聞に赤字を肩代わりしてもらう
- 首相に媚を売る。ただし、やりすぎると任期中に辞職してしまうので注意が必要
- ポータルサイトに記事を異常な安値でダンピングする
などなど。
また、ほかのプレイヤーとパーティを組むと「統一協会と共同でレイプ被害者の中傷ビラを折り込み配布する」といった多彩な「クエスト」でゴールドを稼ぐこともできる。サンケイになってもモンハンのやりこみ要素は健在。大人気となること間違いなしだ。カプコンでは、精神年齢が中学・高校生相当のゲーマーをターゲットに5万本の出荷を見込んでいる。