アニメキャラ衣装に身を包み、デイバッグを背負った若者たちが各戸を訪ね歩く。もはや風物詩となった風景だ。今年もやってきた31日夜のハロウィン。全国各地で恒例の行事が行われている。
ハロウィン(万オタ節)はもともと米国発祥の風習。トレッキー(「スタートレック」にはまるあまり学校や職場に行かなくなったマニア)が、制服姿で民家を襲い「フェーザーで撃たれたくなければもてなせ」としたことが起源だと言われている。近年は日本でもこのならわしをまねる人々が多くなった。
千代田区外神田では夕刻にアニメキャラ衣装に着替えた若者たちが集合。民家を次々と訪れては「トリート・オア・ニート(ニートに住み着かれたくなければもてなせ)」と叫んでいた。各戸の住人たちは、苦笑しながら金目のものを彼らの背中のデイバッグに放り込む。ニートたちはこれを売り、来年までの生活費の足しにするのだ。
若者たちに襲われた住人たちの中には、意気投合のあまり魔女っ子コスプレで合流する者たちもおり、年に一晩限りの乱痴気騒ぎを一緒になって楽しんでいた。
- 2005
- 10/31 21:39