ライブドア対フジ、楽天対TBSにつぎ、第三のテレビ局買収戦が勃発か。新興IT企業がテレビ東京株の45%を取得、筆頭株主に躍り出たことが14日夜あきらかになった。
この企業は渋谷区鉢山町に本社をもつ株式会社はてな。インターネットの非モテ系男女向けブログサービス提供により近年業績を急伸させていることで知られる。同社は14日までの場外取引でテレ東株の45.2%を取得。金融監督庁に届け出た。これによりはてなは、議決権比率33.35%の日経新聞を超える筆頭株主となった。
同社代表取締役の近藤淳也氏は、今回の大量株取得について
アニメ放映と「レディス4」に特化したテレビ東京の事業ドメインは、弊社サービス利用ユーザーのニーズと非常によくマッチすると考えている。敵対的な買収ではなく、緊密な事業連携を可能にすることでWin-Winの関係を築いていきたい
とコメントする。提携実現後に予定している具体的な事業の内容については明らかにされなかったが、「googleの後追いと言われないサービスを提供していきたい」「個人的に塩田真弓が萌え」ということだ。
株取得に必要となった巨額の費用については
外資が絡んでいるのではないかと憶測が流れているが、そんなことは一切ない。取得原資は先月Amazonのアフィリエイトで「ハチミツとクローバー」と「HITACHI 鼻毛カッター」がよく売れたので、それをあてた
と説明している。
なおテレビ東京では今回の事件を受け、15日午後6時よりアニメ「ムーミン」を放送する。