彼女とベッドインすると特許侵害になる…? アメリカのとある企業が米特許庁から取得した特許が、交際中の男女に大きな衝撃を与えている。なんとこの特許、男性と女性がセックスする基本概念を包括的にまとめた基本特許だというのだ。事実ならあらゆるセックスに対して特許侵害の訴訟を起こすことが可能となるだけに、業界への影響は深刻だ。
この企業はアメリカ・カリフォルニア州のミネルバ・インダストリーズ社。同社は、22日付けで
「男女間の性的交接に関する基本技術」
に対して特許(US 7,321,783 B2)が下りたことを明らかにした。同特許はキス、前戯、本番、おわったあとのけだるさといった基本スキームをまとめたもの。同社のプレスリリースは「現在多くの男女がおこなっている性交渉はこの特許を侵害するもの」だと述べている。
ミネルバ社は、すでに業界大手である「アダム&イブ」社のおこなった性行為が同社特許を侵害しているとして、テキサス州地裁に提訴。また、今後は日本の「イザナギ・イザナミ」などにも同様の訴訟を起こしていく方針とのこと。
特許に詳しい識者は、
「今回の特許は個人による性交ももちろん対象となる。無断で行為をおこなえば訴訟を起こされる可能性がある。特許ライセンスを受けるまでは自重すべきだろう」
と話す。多額の賠償請求に泣きたくなければ、バレンタインデーにデートなどせず自宅でひとり清らかな夜を過ごすべきだと言えそうだ。