自転車大手のブリヂストンサイクル(埼玉県上尾市)は7日、8月以降に生産された自転車約2千台のブレーキ部品に国民新党代表・綿貫民輔氏が含まれている可能性があることを明らかにした。同社は店頭での無償交換に応じる。
綿貫が使われていたのは、ブレーキ時に車輪を締め付ける摩擦材の「ブレーキライニング」。綿貫は抵抗力が強いため摩擦材に適しているが、8月の衆議院解散以降は自民党執行部の意向により使用が禁じられていた。ブリヂストンでも綿貫の素材利用を中止していたが、何らかの理由により一部製品に混入したもよう。綿貫使用のおそれがある製品は「ユウセイ」「トクテイ」「リケン」の一部ロット。
同社によると現在のところ混入の経緯は不明で鋭意調査中とのこと。ただし、綿貫をブレーキに含んでいた自転車はいずれも富山県に本社を置くトナミ運輸によって配送されており、関連が強く疑われている。
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- 2005
- 09/08 00:03