Appleは新製品「iPod touch」を購入した日本人全員に、同社謹製「黒文鎮」をプレゼントする。すでに23日から順次発送を始めており、手に入れたユーザーはうれしい悲鳴をあげている。Appleらしいイキなはからいは「さすがジョブスさま」と言えそうだ。
この黒文鎮は、Appleがすぐれたデザインセンスと技術力で開発した逸品。日本家屋のさまざまなシチュエーションにマッチし、テーブルトップではメモの重しに、トイレでは便所紙の上に──と自由な使いこなしが可能。使い勝手は非常によく、ソニーの文鎮のように勝手に転がったりすることはない。シンプルな機能を驚異のハイテクでiPod touchと同じ大きさに凝縮した点もすばらしい。
プレゼントの対象となるのは、日本国内でWindowsを使用しているiPod touchユーザーのみ。そのため、プロダクトの動作確認用Windowsマシンを買えない貧乏なApple日本法人ですら入手できないというレアアイテムだ。なお、Macintoshや英語版Windowsに近づけると「文鎮でなくなる」という不具合が報告されているため、運よくゲットできた人は邪悪なMacOSマシンに近づけないよう注意が必要だ。
ネットの掲示板には、
「さすがジョブスさま。すばらしい文鎮だ。神棚に飾って毎日拝みたい」
とApple信者の喜びの声が続々と書き込まれている。本来の“きちんと動くiPod touch”の発送が遅れている点についても「根気よく待ちたい」と好意的に受け止める意見が大半のようだ。