<世襲政治家・阿部晋三さん>
いよいよ夏の参議院選挙が近づいてまいりました。今回の選挙は「美しい国」を実現するうえでおろそかにできない重要な一戦であり、特定のイデオロギーや伝統を押しつけようとする勢力に国民のみなさんが「No!」を突きつける審判の場であります。いっぽうで、もうひとつ忘れてはならないのが国づくりの土台となる
「少子化対策をどうするか」
という議論でしょう。わたくしは、この件でひとつの公約を掲げて参院選に挑みたいと考えております。
少子化対策としてはこれまでにも、かけ声だけの“男性の育児参加促進”・やる気のない“女性の雇用地位保障”・結局公約無視の“保育所待機児童ゼロ実現”などの政策が打ち出されてまいりました。しかしこれらの政策には、実際に子どもをつくる方の視点が欠けておりました。実は、あまり知られていないことですが、現在の制度下では子づくりの際に国民の皆さんに大きな経済的負担を強いる重大な欠陥が見過ごされたままになっているのです…。それは、子づくりにあたって「健康保険が適用されない」という問題です。わたくしはこの誤りをただすため、
「童貞筆おろしへの健康保険適用」
を公約として訴えていきたい。
童貞のみなさんにとって、筆おろしはたいへんなコストを強いられるものであります。
- ユニクロ以外の高価なブランド服購入
- 美容院でのカット
- 割礼
- 貢ぎ物購入
- シャレたレストランでの飲食代
など、専門家によれば「筆おろし費用は100~300万円」との試算もございます。現在こうした費用は保険適用の対象となっておらず、全額を童貞が負担している状態です。なぜ今までこのような欠陥が放置されてきたのか…。これが少子化を促進しているであろうことは想像に難くありません。わたくしは約束いたします。参院選での勝利の暁には、かならず童貞への保険適用を制度化いたします。
また、脱・童貞のすそのを広げるため「とりあえず素人童貞にレベルアップしたい」という方々にも、支援の手をさしのべます。ソープランド、デリバリーヘルスに健康保険を適用。3割負担での利用を可能といたします。こうした支援事業を通して、童貞卒業を国民的運動として盛り上げていく。これこそ「美しい国」の真骨頂であります。漢字一文字で表せば
「童貞。日本は見捨てない」
でしょうか。これを参院選の合い言葉として、わたくし阿部晋三はがんばってまいります。
プロフィール:
あべ・しんぞう。「イザ!」「2ちゃんねる」などで、ネット右翼のみなさんに今もっとも注目されている国民的人気の政治家。専門分野は世襲政治。趣味はカルト宗教への祝電送達、広域暴力団とのつきあいなど(編集部注:現総理大臣の安倍晋三氏とは他人のそら似です)