警察庁は、27日ごろから全国各地で突如行方不明になる人物が急増しているとして、各都道府県公安委員会に異例の警告を発令した。これらの行方不明者は、容姿・日ごろの発言・趣味などプロフィールに共通点が見られることから、政権内部からは
「北朝鮮による大規模な拉致ではないか」
と支持率上昇のネタとして期待する声が上がっている。
調べによると、行方不明者が目立ちはじめたのは今週中ごろ。北海道・九州など僻地から「ニートの息子の所在がつかめなくなった」などの通報が出始め、日が経つにつれ徐々に報告事例が関東に近づく傾向が見られた。きょう28日になって都内でも不明者が続出。その数は総計でおよそ50万人にも達する勢いだという。
警察庁広報官の話では「行方不明者には多くの場合共通点がある」という。その共通点とは
- バンダナ、指出し手袋、ショッピングカートなどを好む
- 「テラモエス」など、特有の隠語を使う
- 女性の場合、無意味に巨乳率が高い
- 職に就いていないのに、12月になって以来「締め切りが、締め切りが…」などとうわごとのように口走っていた
- 最近、異常に情報量が多くて分厚いカタログとにらめっこしていた
など。これらの挙動不審に「年末になにかあるの?」と知人・親族が問いただしても、本人は頑として口を割らないという特徴も同じで、同広報官は
「まだまだ気を抜けない。明日からの三日間もフッといなくなる可能性があるので、こういった兆候を見せている人物から目を離さないでほしい」
と語る。
政府関係者は「特定の趣味志向をもつ人物をターゲットにした、北朝鮮の新たな拉致計画ではないか」と語る。最近、安倍首相の支持率が低下しつつあるだけに、陰謀論が復活のきっかけになるのでは? と期待する向きもある。いっぽうで北朝鮮の金正日主席は、
「わが国はいっさい関係ない。むしろ日本側の陰謀。うちの息子も拉致されて困っている」
と否定する声明を発表している。