冥王星宇宙軍第七艦隊が、地球時間の15日に母星から出港し太陽系外縁部へ向かったことがわかった。冥王星都ハーデス駐在の共同通信の報道によるもの。識者は「発見間近とされる太陽系の新惑星を占領しようというのだろう」と分析している。
冥王星軍が向かったとみられる新惑星は、オールトの雲近隣に存在するとされる「タイキ」。大きさは木星の4倍にもなると推定され、地球の天文学者らが現在最終的な位置の解明に取り組んでいる。
共同通信の報道によれば、冥王星軍第七艦隊は強襲上陸に特化した軍団。状況から見て冥王星に詳しい事情通は「新惑星タイキを占領し、わがものにしようとする目的に違いない」と断言する。
冥王星は、星がみすぼらしい大きさしかなく、冥王星人もいやらしい触手の持ち主でくさい粘液を吐く下賎な生き物のため、数年前に太陽系の「惑星」の認定を剥奪されていた。今回のタイキ占領は「巨大な星を手に入れることで惑星の座に返り咲く」ことを狙ったものと見られる。身勝手な理由による侵略政策は星際世論の反発を招きそうだ。
- 2011
- 02/15 23:56