政府は13日朝の閣議で、自衛隊の燃料補給艦を地球周回軌道に派遣することを決めた。地球圏に出没する海賊掃討をおこなっている宇宙帝国からの要望に応えたもので、過去のインド洋への派遣経験を活かし地域安全保障に貢献する目的。
問題になっているのは「海賊戦隊ゴーカイジャー」を名乗る宇宙海賊の一派。平穏を保っていた地球近海に突如あらわれ、「お宝をよこせ!」と叫びながらブブカ編集部や秋葉原の同人誌ショップなどを襲撃している。
これに対し宇宙各地に駐留し国際平和を維持してきた宇宙帝国ザンギャックは、司令官ワルズ・ギルを長とする部隊を派遣。海賊掃討に乗り出した。しかし、掃討作戦には多大なコストがかかるため、燃料補給拠点を軌道上に設置することでザンギャックに協力しよう──というのが閣議決定の趣旨。
ワルズ司令官は「海賊掃討は国際平和のために欠かせない重要な作戦。日本の貢献に感謝と敬意を表したい」と語っている。いっぽう、とある政府筋は
「日曜の朝から海賊とか言って教育に悪いうえ、クロスオーバーで戦隊シリーズの世界観をディケイド並にブチ壊したゴーカイジャーは、はやく成敗すべき」
と心中を明らかにした。