5日からテレビ東京系列で放映のはじまったアニメ「おとめ妖怪ざくろ」(原作:星野リリィ)に、一部コミュニティから非難が殺到している。「名称がまぎらわしく、期待して損した」というのだ。ミノフスキー粒子の影響で視聴者への周知が不徹底だったことが原因と見られ、テレビ東京は対応に追われている。
同番組はおとめ妖怪のざくろが活躍する日々を描いた冒険活劇。しかし、5日の放映直後から問い合わせと非難のメールや電話が殺到しはじめた。そのほとんどは
「“乙女・要塞・ザクレロ”という硬派軍記ものが始まるというから楽しみにしていたのに、ザクレロのザの字もない。どういうことか」
というもの。
どうやら題名の「ざくろ」を一年戦争の名モビルアーマー・ザクレロと勘違いし、
「学徒従軍の乙女が、キャリフォルニアベースで偶然乗り込んだモビルアーマーで敵をちぎっては投げする」
という作品を期待していた向きがあったもよう。局は「スペースノイドへの通信経路にミノフスキー粒子による障害が出ることを計算に入れていなかった」と話す。
ザクレロに詳しいデミトリー曹長は、
「ザクレロが浮かばれない。連邦とおもちゃメーカーのやりかたは汚すぎる」
と徹底抗戦していくかまえだ。