長年巷間で語られつつ誰もその正しさを検証してこなかった「年寄りは話が長い」という俗説。この説がようやく科学的に証明された。東大国語研が26日に発表したもので、国民を長く悩ましてきた問題もこれで解決しそうだ。
証明のきっかけになったのは、テレビ朝日系列で毎週日曜朝8時半から放送中のドキュメンタリー「ハートキャッチ! プリキュア」。国語研が26日放映ぶんまでを分析統計したところ、
「キャラの年齢が高いほど、プリキュアになるまでの話が長くなる」
という相関関係が有意に見られたという。
いちばん若いキュアブロッサムは放送開始当週から変身したが、その後はキャラの年齢が上がるにつれ変身するまでの所要話数が増大。さいごのキュアムーンライトについては、2週引っ張ったうえに今週のラストを「変身シーン」のみで終わらせるという暴挙に出て、さらに話が長くなるのは避けられない見通し。
国語研は「キュアババアの登場で年齢が高いほど話が長いことがはっきりした」と喜んでいる。いっぽう、おなじプリキュアの中ではムーンライトの横暴な年寄りぶりに非難の声もあがっているもよう。明堂院いつきさん(仮名)は
「“シミが映るとはずかしいから”と、監督にわがままを言って変身バンクを極端に短くした。とんだモンスターババアだ」
と語る。プリキュアの世界でも老害現象が深刻なようだ。