喫茶店を営む美人三姉妹が、夜には高価な美術品ばかりを狙う怪盗となる名作マンガ「キャッツ・アイ」が、25年ぶりに復活することがわかった。10月25日創刊予定の徳間書店「コミックゼノン」で連載されるもので、前作のサスペンスとラブコメ要素に、姉妹が
「みずからの体を取り戻すため48の魔物と闘う」
というオカルト要素を加え、さらに深みを見せた21世紀版キャッツアイとなる見込み。
ゼノン編集部が発表した新キャッツ・アイの作画資料は、流麗で知られる北条司氏の原作とは似ても似つかないもので各方面メディアに衝撃を与えた。しかし、新作のストーリーを説明されると誰もが「なるほど」と手を叩いて納得していた。
あらすじ:
怪盗キャッツ・アイこと来生泪・瞳・愛の三姉妹は亡き父の遺品を取り返す最後の手段として、48の魔物と悪魔の契約を交わした。それは、自分たちのカラダを48に分けて魔物たちに与えることで、より強力な盗みの技術を手に入れる─というものだった。しかし、その結果姉妹たちのもとに残されたのは無残に作画崩壊したルックスだけだった。魔物は三姉妹をだましたのだ! 許せない…自分の元の姿を取り戻すべく、新生キャッツ・アイが今たちあがる!
みどころは、キャッツ・アイの前に次々の立ちはだかる48の魔物。「団塊世代狙い商法」「二匹目のどじょう」「原作レイプ」など、さまざまな強敵が現れる。泪・瞳・愛が、どのように魔物に立ち向かっていくかが見物。連載開始を首を長くして待ちたい。