トリケラトプス同士の性的交渉場面を含む同人誌を販売し収益をあげていた作者が、18日、都の非実在青少年保護条例違反で逮捕された。トリケラトプスは、古代生物学者の研究でトロサウルスの未成体と判明したばかりで、その保護が急務とされていた。
逮捕されたのは都内在住の同人漫画家・カンブリア原腸(かんぶりあはらわた)容疑者。調べによれば原腸容疑者は、5年ほど前から幼いトリケラトプスを主人公に激しい交尾シーンを含む漫画を発表するようになり、即売会や委託などで年間200万円もの荒稼ぎをしていた疑いがもたれている。
これまでトリケラトプスは「見た目が幼く見えるだけ」として条例の規制対象外とされてきたが、「実は別種とされてきたトロサウルスの子どもで、すべて未成年」だということが判明。このため、警視庁は原腸容疑者の一連の作品が都条例違反にあたると判断し、逮捕に踏み切った。
非実在青少年保護条例は、同様の「動物モノ」に大きな影響を与えており、イナダやハマチの総受け本が緊急回収になる事例もすでに出ていた。創作における出世魚の扱いについて、さらなる慎重さが求められることになりそうだ。
- 2010
- 07/18 22:39