iPadが注目を集めるなか、他メーカーも同種の端末を投入すべく活発な動きを見せているが、ついに国内メーカーも板形端末市場に参入した。工藤金物産業(本社:台東区)は24日、板形端末
「joojoo」
を早ければ6月にも発売することを明らかにした。
他社が銅配線CPUなどで省電力化を図っているのに対して、joojooは工藤金物が得意とする鉄加工技術を応用。電力消費量を極限にまで抑え、板形端末としては究極の連続稼動時間を実現した。同社がJEITA測定法に基づいて計測したところ、公園や河原で6~8時間の安定動作が可能だった。別売りのアルコール燃料電池とつなげるとさらに深夜まで稼動させることも可能。
サイズは約555×410×21ミリ。重量2760グラムとかなり高級感がある。ユーザーインターフェイスでは、もちろん2本の鉄べらを駆使したマルチタッチに対応。ピンチイン・アウトで麺を自在にほぐしたり、フリック入力による焼肉の返しもかんたんにできる。製品名の「joojoo」は、こうした操作をおこなう際に端末がかなでる効果音からきているという。
工藤金物産業は、これから夏休みに向かう時期がいちばんのかきいれどきと見ており、草野球チームやPTAのキャンプなど法人需要も見越して月産30万台以上の売上を目指す。