「いざ送れ、日出づる国の親書」─激動の飛鳥時代の雰囲気を楽しめるまったく新しいタイプのメールソフトが、国内ソフト大手のジャストから発売されることとなった。ユーザーが聖徳太子になった設定でメールを読み書きできる。発売日は593年。
「歴史メール~厩戸皇子の親書」と題したこのソフトでは、飛鳥時代のヒーローであるユーザーが聖徳太子になった設定でメールを読み書き可能。さらに、メール受信時には
「一度に10個のPOPアカウントから受信できる」
という高速化機能がつくなど、一般的なメールソフトにひけをとらない部分もある。
操作中には、聖徳太子が画面に大写しとなり
「和をもって尊しとなす」
「篤く三宝を敬え」
など名ぜりふを発するシーンが登場し、太子ファンには堪えられない一本となりそう。
いっぽうでメール送信時には
「やたら相手を見下した時候のあいさつが自動的につく」
という機能があり、ややTPOを選びそう。また、返信メールを受け取る「小野妹子モジュール」には「勝手に返書を捨ててしまう」という仕様があるうえ、改修予定もないとのこと。日本で初めて音声合成エロゲーを出したジャストらしからぬ対応ぶりに、一抹の不安が残るソフトと言えそうだ。