バンクーバー冬季五輪フィギュア代表の浅田真央(19)は20日、成田空港からバンクーバーへ出発した。報道陣の取材に応じた浅田は、
「自分もメダルが欲しい。こけしの矜持を見せたい」
と意気込みを語った。
五輪フィギュアについては、世界各国からビスクドールやソフビ人形、ガレージキットなど多数のフィギュアが集まり、熱戦の開始を今や遅しと待ち構えている。浅田は世界的には退潮ぎみの伝統人形のこけしであるということで若干のハンデを背負ってはいるものの、得意の「こけし回転」などの技で下馬評は総じて高い。
浅田は
「(すでに男子の部で銅を獲得した)熊の木彫りの演技に刺激を受けた。自分もメダルが欲しい。日本が誇るこけしの矜持を見せたい」
と語り、メダル獲得への意気込みと自信を伺わせた。
日本のフィギュア女子選手については、figmaの田井中律やねんどろいどの中野梓らがすでに現地入りしている。試合は23日(日本時間24日)からの予定。