高僧空海のしたためた幻の論文「三教不斉論」が見つかり話題を呼んでいる。儒教・道教・仏教の中で仏教がもっとも優れていると説いたとされる同論だが、発見した研究者がよく読んだところ、文章の中に巧妙に
「縦読み文」
が隠されていることがわかった。これまで多くの人に信じられてきた空海のおしえが、とんだ“釣り”だった可能性が出てきた。
縦読みを発見したのは高野山大学密教文化研究所の研究員。調べによると、三教不斉論の表向きの文章はたしかに「仏教がもっとも優れている」と書かれていたが、一部を縦読み(原文は縦書きのため正確には横読み)してみると、
「ゴータマしね」
という文章が読み取れた。ゴータマは仏教の開祖・釈迦の本名。
この研究員は論文が見つかって以来解読に必死で取り組んでいたが、文の最後に
「猫大好」
と意味の通らないことばが現れるのをいぶかしんで縦読みしたところ今回の発見につながったという。縦読み箇所には他にも
「道教最強、仏教の工作員乙」
などと書かれており、空海がこれまでもたれていたイメージと異なり仏教をdisっていたようすがはっきりと伺える。
今回の件について高野山広報部は
「>>1は死ねばいいのに」
と、長年にわたり人を騙しつづけた空海に対し怒りをあらわにしている。場合によっては空海と決別し、高野豆腐メーカーへと転身することも考えているという。