堀江メールに続き新たなメールによる疑惑が自民党の前に立ちはだかった。今度は片山虎之助参院幹事長をとりまく金品授受疑惑が急浮上。与党内部の相次ぐスキャンダルで、予算審議正常化までの道のりはまたまた遠のきそうだ。
疑惑がもちあがったのは21日の予算委員会の席上。質問に立った永田議員(民主党)が
今度のはかなり自信がある
と、またも一通のメールの写しを公開した。メールには
片山さん宛に綿3,000キロ送っておいて。項目は「奇面協力費」で。心配しないで
との指示が書かれていた。発信人欄には綿寝具大手「丸八真綿」幹部の名があった。
永田議員によると、このメールは丸八真綿と片山幹事長との癒着を示すものだという。同議員の調べでは、丸八真綿は片山氏に日常的に真綿を送りつけ、大臣もこの見返りに便宜をはかっている疑いがあるとのこと。議員は
あなたのその人間離れした下ぶくれ顔が何よりの証拠! そのふくれ具合は含み綿でもつめていないと説明がつかない。片山さん、あなたは含み綿フェチなんじゃないですか? そして毎日使用する大量の含み綿を丸八からワイロとして受け取っていた!
と舌鋒するどく片山氏を攻撃した。
答弁に立った片山氏は
そ、そんなことはないモゴモゴ
と口ごもりながら弁解に終始した。怒号とヤジで混乱した委員会は各党間の話し合いでけっきょく流会に。疑惑追及は22日の予算委員会に引き続き持ち越されることとなった。民主党側は「この機会に片山氏の下ぶくれぶりを徹底追及したい」と意気込んでいる。