師走も押し迫り、生産地では風物詩である「年越そば」の原料出荷に追われている。えび天、だしつゆ…中でももっとも欠かせないのが「そば粉」だが、今年は長雨による大凶作でまともに出荷できるかどうかも危ぶまれる状況だ。関係者は年越そばの安定供給を不安視するとともに、凶作を
「特定のグループにより意図的に引き起こされたものではないか」
と指摘する。
そばの名産地として名高い長野県戸隠。凶作に苦しんでいる地域のひとつだ。8月ごろに異常な長雨が続き、例年の5割以下という収穫量に終わった。だが、天気のせいにする声は地元では少ない。各地で
「夏にうどんくさい水をばらまいてそばを枯らす、なぞの飛行機」
が目撃されており「人為的・組織的な工作だ」と見る向きが大半なのだ。
証言によると、この謎の飛行機はそば畑周辺をしつこく飛び回っては水をあたりにばらまき、そばが不作となるよう嫌がらせをしたという。結果的に例年にない大不作となったわけだが、気になるのは飛行機を飛ばした工作員の正体。有力な目撃情報によると
「飛行機は香川ナンバーだった」
「乗員が“うちんく、うちんく”としきりに叫んでいた
と言うのだが…。
識者が指摘するのは
「狂信的な香川県人の陰謀」
という説だ。「連中はそばを不作にすることで年越しそばを断念させ、“年越しうどん”で支配しようとしているのですよ」というのだ。確かに香川県人と言えばうどんをご神体とあがめるカルト集団。朝昼晩三食うどんはもちろん、デザートも晩酌もうどんと噂される異常者だ。なにをしても不思議ではない。日本の年の瀬の風物詩とされる香川県人の暴挙に、司直の鉄槌が下されるのを待ちたい。