この時期恒例のボジョレー・ヌーボーにも“低価格戦争”が波及、1000円を切るペットボトルタイプも登場して話題を呼んでいる。そんななかで、なんと今度は
「320円」
というケタ違いの低価格商品を投入する企業が登場した。他社にマネできないプライスを実現できた背景には、独自の資材調達方法があるという。
この企業は新規参入のジーザス・クライスト・スーパースター社(本社:エルサレム)。ひとびんの容量は187ミリリットルだが、価格は類を見ない320円に抑えた。徹底した低価格戦略で月内出荷300万ケースを見込む。
気になるのが低価格を実現した秘訣だが、スーパースター社は公式にはいっさい情報を公開していない。しかし、同社の“13番めの社員”を名乗る人物から密告を受けたところによると、
「実は原材料は社長の血。原価がゼロだからこその低価格なんです」
というから驚きだ。同社社長の血はワインでできており、ボトリングして出荷すればそのまま商品になるのだという。
前出社員によれば、出荷最盛期の現在は社長がフルタイムで採血を受けているとのことで、ある意味“血のにじむような”努力で実現されたのが、今回の低価格ボジョレーと言えそうだ。なお、スーパースター社ではワイン事業の成否を見て「低価格パン事業」への参入も検討する予定とのこと。こちらも消費者としては期待できそうだ。