団塊世代には懐かしいNHKの人形劇が、まったく新しい脚本で帰ってきた。今月中旬から放映開始した
「新三十四」
が話題を呼んでいる。脚本には人気作家の三谷幸喜を起用。30歳を越えて魔法を操れるようになった童貞紳士たちの活躍を描く冒険活劇だ。
あらすじ。樽谷安三郎は栃木県に暮らす34歳童貞の魔法使い。父親とともに童貞力を磨く修行の日々を過ごしていたが、都から来た謎のイケメンに父を殺されたため追いかけてアキハバラにやってきた。そこで樽谷は三人の34歳童貞紳士と巡り会い、国を傾けようとするイケメンどもの陰謀を食い止めるべく、共に闘うことになる…。
34歳童貞紳士の面々:
- アトス
エロゲーマニア。いつも栗の花の匂いを漂わせている - ポルトス
アイドルオタ。巨体ながらオタ芸では右に出る者なし - アラミス
見た目はイケメンだが、ギャルゲーしか話題の引き出しがない
これら4人の“三十四”が、“オサレ枢機卿”や“ナックル伯爵”、そして悪女・美礼木寧々の陰謀を食い止めるため、日夜匿名掲示板でカキコを続けるという筋立て。主人公らが延々とパソコンに向かっている姿は人形とは言えリアルで、見ているとこちらも手に汗をかいてきそうだ。それにしても実写でなくてよかった。