<歴史創作家・東中野まさゆきさん>
このほどスクエアエニックスが発表した「ドラクエ9で1億1千万匹ものメタルキングが虐殺された」とするレポートが耳目を集めている。国内では自虐史観のおかあさんを中心に「なんと罪深い所業。ゲーマーは謝罪と賠償をすべき」との反応があるようだ。だが、このレポートは反日勢力の陰謀によるとんでもない捏造、でたらめなのだ。
まず、この報告の一番おかしな点は
「メタルキングはそんなに出現しない」
ということだ。筆者も現地を訪問してみたが、冒険中ほとんどエンカウントしなかった。これでは1億もの虐殺は不可能だ。スクエアエニックスによれば「“見えざる魔神の地図Lv87″を手に入れれば可能」と言うが、筆者はそんな地図聞いたこともない。家に閉じこもってがんばっているのに。
また、
「大虐殺は時間的に不可能」
という証拠もある。いにしえの昔より「ゲームは一日一時間」と決められている。そんな短時間でメタキンを1億も殺せるわけがない。プレイしている子どもたちは、みな「宿題はもうやったの?」と母親に聞かれれば「やったよ」と答える真面目な子らである。どこに長時間ゲームをやるひまがあるのか。
さらに、報告書を書いたのがスクエアエニックスだというのも、中立性に大きな疑問を抱かせるに足る点だ。「大虐殺があった」と騒ぎ立てることで注目を集め、さらにドラクエ9を売ろうという意図がないと、誰が断言できるだろう。つまり、
「メタキン大虐殺はなかった」
のだ。筆者は今後も反日勢力による“まぼろしの虐殺”捏造に徹底して反論しつつ、そろそろラブプラスに乗り換えたい方針だ。